同窓会の案内が来た。
久しぶりの友人との食事に誘われた。
秋になって、少しだけ人と会う予定が増えてきた。
そんなとき50代の男性が考えるのが、
「さて、何を着ていこうか」
ではないでしょうか。
私も最初は服のことばかり考えていました。
ところがある日、出かける前に少し離れたところから鏡を見ていて、妙なことに気づきました。
服より、靴のくたびれ具合のほうが気になる。
ジャケットがどうとか、シャツの色がどうとか言う前に、足元が「長いこと働いてきました!」と自己紹介している。
そこで思ったのです。
50代の身だしなみは、若く見せる競争ではなく、
「久しぶりに会った人から、元気そうだなと思ってもらえる程度に整える」
くらいが、ちょうどいいのではないかと。
私が困っていたこと|何を着るかより「今の自分」が分からない

50代になると、久しぶりの集まりは案外難しいものです。
仕事ならスーツがあります。
近所なら普段着で構いません。
しかし同窓会や少し洒落た食事となると、その中間が難しい。
しかも問題は服だけではありません。
久しぶりにじっくり鏡を見ると、
髪、眉、肌、靴、姿勢。
若い頃には気にもしなかったところが目に入ります。
昔の友人に会うのだから昔の自分に戻ろう、とすると少し無理が出る。
かといって、「もう50代だから」と何もしないのも寂しい。
この中間地点を探すことが、私には一番難しく感じられました。
最初に失敗した方法|服を買えば何とかなると思っていた
私が最初に考えたのは単純でした。
新しい服を買えばいい。
秋らしいジャケットを買って、シャツを替えて、パンツを合わせれば完成。
ところが、鏡を見るとどうもしっくりきません。
そこで視線を下げて気づいたのが、先ほどの靴です。
革の表面はくたびれ、かかとも少し疲れている。
新しい服だけが妙に頑張って見えます。
これはいかん。
50代のおじ様、上半身だけ気合い十分です。
そこで服を追加する前に、今持っているものと自分自身を一度整えてみることにしました。
実際に試した方法|私は「7か所」だけを見ることにした
全部を完璧にしようとすると疲れます。
そこで、人と会う日は次の順番で確認することにしました。
1.服装|新品より「今の体に合っているか」
派手な服は必要ないと思っています。
私が見るのは、肩幅、着丈、パンツの長さ、シワ。
昔ちょうどよかった服でも、今の体には合わないことがあります。
ネイビー、白、グレー、ブラウンなどを中心にすると、私の場合は組み合わせにも悩みにくくなりました。
2.髪|若返らせるより清潔にする
髪形も無理に若者へ寄せません。
伸びっぱなしになっていないか。
耳まわりや襟足が重くなっていないか。
まずそこを見る。
50代は「盛る」より「整える」くらいが私には合っています。
3.眉|意外と顔の印象を邪魔していた
眉も描き込むようなことはしていません。
長く飛び出した毛や、明らかに乱れているところだけを整える程度。
それだけでも、自分で鏡を見たときの「なんとなく疲れている感じ」が少し違って見えます。
4.靴|私が一番反省した場所

そして靴。
今回、一番気になったところです。
汚れを落とし、必要なら磨く。
靴底やかかとの減りも見る。
高級靴である必要はありません。
むしろ、履き慣れた靴がきちんと手入れされているほうが、私には自然です。
5.香り|自分が分からないくらいでいい
50代になると香りも気になります。
とはいえ、香水を強くする方向には行きません。
衣類、口元、汗などを確認したうえで、香りものを使うなら控えめに。
「良い香りの人」を目指すより、周囲が気にならない状態くらいが私の基準です。
6.姿勢|服を替えなくても見え方が変わる
鏡を見るとき、私は服だけではなく立ち方も見るようにしています。
肩が前に入っていないか。
うつむいていないか。
お腹を無理に引っ込める必要はありません。
背筋を少し伸ばして顔を上げる。
それだけでも、服の見え方は変わります。
7.会話|最後の身だしなみは「機嫌」

ここまで整えても、久しぶりの友人に会って自慢話ばかりしていたら台無しです。
仕事の肩書き、昔の武勇伝、健康自慢。
50代になると話題には困りません。
だから私は、
「最近どう?」
と相手の話を聞ける余裕も、大人の身だしなみの一つだと思っています。
変化または気づいたこと|若く見えることより「疲れて見えない」
私が一番大きく感じたのは、
服を一着買うことより、今あるものを整えるほうが先だった
ということです。
髪、眉、靴、姿勢。
どれも派手ではありません。
写真映えする裏技でもありません。
それでも、一つずつ見直していくと、「若くなった」というより、
少し元気そうに見える。
私が50代の身だしなみに求めているのは、こちらです。
20代に戻りたいわけではありません。
今の年齢なりに、ちゃんとしている。
それで十分ではないでしょうか。
同年代にすすめる理由|人に会うことが少し楽しみになる
50代になると、仕事や家庭の生活パターンが決まり、人間関係も固定されやすくなります。
だからこそ、同窓会や食事会、秋祭り、ちょっとしたイベントに出かけることは、いい刺激になります。
身だしなみを整える目的も、「モテるため」でなくていい。
久しぶりの友人に、
「お、元気そうじゃないか」
と思ってもらえたら十分。
そして何より、自分自身が鏡を見て、
「まあ、これなら行くか」
と思えること。
私はそこが一番大事だと思っています。

向いていない人・注意点
今回の方法は、お洒落を徹底的に追求したい人には物足りないと思います。
また、ホテルでの正式な会食やドレスコードのある店では、その場に合った服装を優先してください。
香水や整髪料も、つければつけるほど良いわけではありません。
さらに、白髪やシワ、体型の変化そのものを「隠さなければならないもの」と考える必要もない、と私は思っています。
50代には50代の顔があります。
消すより整える。
そのくらいがちょうどいいのではないでしょうか。
まとめ|鏡の前で「元気そうな自分」をつくる
久しぶりに人と会う日。
私なら、まず新しい服を探す前に靴を見ます。
そして、
服、髪、眉、靴、香り、姿勢、会話。
この7つを軽く確認します。
全部100点である必要はありません。
50代になれば、少しくらい年季が入っていて当然です。
ただし、
年季と手入れ不足は、たぶん別物です。
秋は人と会うにもいい季節。
久しぶりの同窓会でも、食事でも、ちょっとしたお出かけでも、
若く見せようと力むのではなく、
「元気にやっていますよ」
という雰囲気をまとって出かけたいものです。
それが、辺境で暮らすおじ様なりの、大人の身だしなみです。
参考資料
・Google Search Central「Creating helpful, reliable, people-first content」
記事制作にあたり、一次経験・著者情報・独自性を重視する考え方を参考にしています。
・URBAN SQUARE「50代の同窓会にふさわしい服装と『買って間違いなし』の商品を紹介!」
同窓会における清潔感、年齢に合った服装、会場とのバランスについて参考。
・AnotherADdress「同窓会で好印象な男性の服装は?年代・会場・季節別のお手本コーデを解説」
会場や年代に応じた服装選びについて参考。
※本記事の身だしなみに関する内容は、筆者個人の経験・考えを中心にまとめたものであり、すべての人に同じ印象や結果を保証するものではありません。
著者ボックス
辺境のおじ様
50代になってから、「若く見せる」よりも「今の自分を少し整える」ことの大切さを感じるようになった男性ブロガー。
ファッション、仕事、体調管理、休日の過ごし方、人付き合いなど、50代男性が毎日を少し楽しくするために、自分で試したことや失敗したことを中心に紹介しています。
専門家としてではなく、同年代の一人として「これなら自分にもできそう」と思える情報を届けることを大切にしています。
