秋は少し人恋しい50代男性へ|新しい出会いを増やす大人のひとり時間の使い方

イケおじライフスタイル

秋になると、なぜか少し人恋しくなる

夏の騒がしさが終わり、夕方の風が少し冷たくなってくる。

そんな季節になると、私は妙に人恋しくなることがあります。

昼間は普通に仕事をしている。家に帰ればやることもある。それなのに休日の夕方など、ふと、

「最近、仕事以外の人と話していないな」

なんて思う。

50代になると、若い頃のように毎週誰かから誘いが来るわけでもありません。

昔よく会っていた友人も、仕事、親のこと、家庭のこと、それぞれ事情があります。

とはいえ、ここで焦って「新しい友達を作らなければ」「誰かと出会わなければ」と動き始めると、私の場合は少々しんどくなります。

そこで最近は、

人を探す前に、自分が機嫌よく過ごせる場所を増やす。

こちらを先に考える方が、大人には合っているのではないかと思うようになりました。


私が困っていたこと|休日なのに、結局ずっと家にいる

50代の休日は意外と難しい。

若い頃なら目的もなく出かけられたのに、今は、

「特に買うものもないしな」

「一人で行っても仕方ないか」

「まあ家で動画でも見るか」

となりやすい。

そして気がつけば夕方。

休んだはずなのに、なぜか気分が晴れない。

問題だったのは、一人でいることそのものではありませんでした。

何となく時間を消費してしまった感覚の方だったのだと思います。

先日もあったのですが、

休日、昼までスマートフォンを眺め、昼食後もそのまま夕方になってしまいました。

身体は休んでいるはずなのに妙に疲れた気分になり、

『これは休息とは少し違うな』と思ったのです。


最初に失敗したこと|「出会い」を目的にしてしまった

人恋しくなると、

「何かの集まりに参加した方がいいかな」

「知り合いを増やした方がいいかな」

などと考えます。

しかし、最初から「誰かと仲良くなること」を目的にすると、急にハードルが上がります。

知らない人に話しかける。

会話を盛り上げる。

連絡先を交換する。

……いやいや。

50代のおじ様には、休日まで営業活動をするほどの体力は残っておりません。

少なくとも私は、もっと気楽な方がいい。

そこで考え方を変えました。

出会いに行くのではなく、自分が楽しい場所へ行く。

人との接点は、その「ついで」でいいのではないか、と。


実際に試してみたい「ひとり時間」6つ

1.昔ながらの喫茶店へ行く

まず一番簡単なのが喫茶店です。

チェーン店でも構いませんが、秋は少し古い喫茶店が似合います。

コーヒーを一杯頼んで、スマートフォンを伏せてみる。

新聞を読む。

窓の外を見る。

店内の音を聞く。

たったそれだけでも、「家で一人」と「外で一人」はかなり違います。

店員さんとの、

「ありがとうございます」

「ごちそうさまでした」

程度の会話でも十分。

私はこれを人間社会へのログインボーナスくらいに考えています。

無理に誰かと仲良くなる必要はありません。


2.本屋を一周する

本屋も50代男性にはかなりおすすめです。

目的の本を買わなくてもいい。

旅行、料理、車、歴史、アウトドア、ファッション、小説。

普段見ない棚を眺めていると、

「こんなところへ行ってみたい」

「久しぶりにこれをやってみようかな」

と、小さな興味が戻ってくることがあります。

人と会う前に必要なのは、案外こういう自分の好奇心を戻す時間なのかもしれません。


3.秋祭りや地域イベントへ一人で行く

近所の秋祭り、マルシェ、陶器市、物産展、音楽イベント。

一人だと行きにくいと思っていましたが、行ってみれば一人客は珍しくありません。

屋台で何か食べる。

地元の店を見る。

知らない町を少し歩く。

誰とも話さなくても、家にいた休日とは違う一日になります。

趣味の展示会や車のイベント、地域の文化祭など、自分が興味を持てるものならなおさらです。


4.一人ドライブは「目的地を小さくする」

50代男性にとって、車は優秀な気分転換装置です。

ただし、

「今日は絶景を見に200キロ走るぞ」

などと張り切る必要はありません。

道の駅。

少し離れた蕎麦屋。

湖。

紅葉の見える公園。

隣町の喫茶店。

それくらいで十分。

目的地より、

いつもと違う道を走った

ということ自体が気分を変えてくれます。


5.昔の友人には「久しぶり」だけ送ってみる

新しい人と出会うことばかりが「出会い」ではありません。

しばらく連絡していない友人もいます。

そんな相手へ、

「久しぶり。元気にしてる?」

くらいの短い連絡をしてみる。

返事を求めすぎないのがコツです。

50代ともなれば、お互いいろいろあります。

すぐ返事が来なくても気にしない。

これくらいの距離感の方が、長い付き合いは復活しやすい気がします。


6.趣味のイベントは「見学するだけ」でいい

写真、釣り、車、模型、神社巡り、歴史、キャンプ、音楽。

50代になると、趣味の一つや二つは持っている人も多いでしょう。

関連イベントを見つけても、

「常連ばかりだったら嫌だな」

と思ってしまいます。

そんなとき私は、今日は偵察くらいに考えるのが良いと思っています。

気に入らなければ帰ればいい。

誰とも話さなくてもいい。

気に入れば次回も行く。

大人の人間関係は、このくらいゆっくり始まってもいいのではないでしょうか。


変化したのは「出会い」より自分の気分だった

外へ出れば必ず友達ができる。

そんなことはありません。

素敵な出会いが必ずあるとも言えません。

ただ、一つ変化が期待できるとすれば、

「今日は何もしなかった」という休日が減ること。

これが大きいと思います。

喫茶店でコーヒーを飲んだ。

本屋へ行った。

祭りを見た。

少し遠回りして帰った。

友人にLINEを送った。

そんな小さな出来事でも、翌日の気分は少し違います。

そして、自分の生活が面白くなってくると、

「今度あそこへ行ってみよう」

「誰か誘ってみようかな」

という気持ちも出てきます。

私が思う大人の出会いとは、たぶんここからです。


50代だからこそ「ひとりで楽しめる」は強い

若い頃は、

誰かと一緒でなければ楽しくない。

そんな時期もありました。

しかし50代になると、一人で過ごす能力も結構大事です。

一人で飯が食える。

一人で店に入れる。

一人でドライブできる。

一人で景色を楽しめる。

これは寂しいことではなく、かなり自由なことです。

しかも不思議なもので、

一人でも楽しめるようになると、今度は誰かと一緒に楽しみたくなる。

その順番の方が、無理がありません。

「寂しいから誰か来てくれ」

ではなく、

「これ面白かったから、今度誰か誘ってみよう」

になる。

同じ「人に会いたい」でも、気分はずいぶん違います。


同年代の50代男性にすすめたい理由

50代になると、人間関係を一から作るのは少し面倒です。

だからこそ、大きく変えなくていい。

週末に一度だけ外へ出る。

月に一度イベントへ行く。

昔の友人へ一通連絡する。

その程度で十分だと思います。

新しい人間関係というのは、

「さあ作るぞ!」

と力んで作るものではなく、

同じ場所へ何度か行っているうちに顔を覚えた

くらいから始まることもあります。

大人ですから、そのくらいの速度でいいでしょう。


向いていない人・注意したいこと

もちろん、いつでも外へ出れば良いという話ではありません。

仕事で疲れ切っている日。

誰とも話したくない日。

そんな日は家で休めばいいと思います。

また、気分の落ち込みや孤独感が長く続き、日常生活にも影響している場合は、「自分で機嫌を取ればいい」で済ませる話ではありません。

内閣府では孤独・孤立に関する支援情報を案内しており、厚生労働省の「こころの耳」でも、働く人向けのセルフケアや相談に関する情報が提供されています。

無理をしないことも、大人の技術です。


秋は「誰かを探す」より、自分を外へ連れ出してみる

秋になると、ちょっと人恋しい。

それは、それほど変なことではないのだと思います。

だったら、無理に新しい出会いを探さなくてもいい。

まずは自分で自分を外へ連れ出してみる。

うまいコーヒーを飲む。

本を眺める。

秋祭りを歩く。

車を走らせる。

昔の友人へ、

「生きてるか?」

と一言送ってみる。

そうして自分の毎日が少し面白くなった頃、

人とのつながりも自然に増えていくかもしれません。

50代の秋。

人生を大きく変える必要はありません。

いつもの休日を半歩だけ外側へ。

そのくらいがちょうどいいのです。


参考資料

  • 内閣府「孤独・孤立対策」
  • 内閣府「あなたの悩みに、誰かとつながる安心を。」
  • 厚生労働省委託事業「こころの耳|ストレスに関してまとめたページ」

※本記事は筆者個人の経験・考え方を中心にした生活提案です。心身の状態には個人差があります。


著者ボックス

辺境のおじ様

地方で暮らす50代男性。仕事、家族、趣味、服装、体調管理など、「50代を無理せずちょっと格好よく生きる」をテーマに、自分で試したことや失敗したことを中心に発信しています。

若作りではなく、年齢を楽しむこと。
無理な自己改革ではなく、昨日より少し機嫌よく暮らすこと。

同年代の男性が「ちょっとやってみるか」と思える記事を目指しています。

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